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Sukhovitskii, E. S.*; Y.Porodzinskii*; 岩本 修; 千葉 敏; 柴田 恵一
JAERI-Data/Code 98-019, 48 Pages, 1998/05
プログラムOPTMANはベラルーシの放射線物理化学研究所において光学模型計算のツールとして開発され、核データ評価に使用されてきた。このコードは20年以上にわたり改良が加えられ、多くのオプションが追加されてきている。近年ISTCプロジェクトのもと日本の財政支援によってマイナーアクチナイドの核データ評価に使用され成功を収めている。プログラムSHEMMANは集団原子核構造を計算し、原子核ハミルトニアンのパラメータを推定する。得られたパラメータはOPTMANによる光学模型計算に使用される。このレポートはこの2つのコードの使用方法について、報告を行う。
三枝 幹雄; 木村 晴行; 藤井 常幸; 小林 則幸*; 森山 伸一; 安納 勝人; 小川 芳郎*; 篠崎 信一; 寺門 正之
JAERI-M 89-105, 34 Pages, 1989/08
JT-60U用ICRFアンテナの設計を、テストランチャーの電磁界分布測定及び結合計算コードによる結合特性を基に行った。アンテナはトロイダル方向に2列、ポロイダル方向に2段の位相制御型アンテナであり、各アンテナ間に金属製のしきり板を設けてアンテナ間結合を小さくしており、アンテナは良好な結合特性を得る為、トロンボーン形状にしてある。結合計算の結果は、しきり板上に流れるイメージカレントの効果が、同相モードでの結合抵抗を減少させるが、逆相についてはしきり板が薄い場合には影響が小さく、最適化したアンテナで、逆相モード時に、Hモード的な密度分布でもアンテナとセパラトリックス間が8cmまで1以上の結合抵抗が得られる事が判った。
永井 晴康; 都築 克紀; 小林 卓也; 寺田 宏明
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故により、放射性物質が環境へ放出されるとともに、処理されないまま敷地内に存在する汚染水が漏えいする可能性がある。これらによる環境影響を評価するために、大気・陸域・海洋結合計算による放射性物質の環境中移行シミュレーションを試みている。結合計算では、複数のモデルを同時進行で並行計算させ、モデル結合プログラム(モデルカップラー)がモデル間の双方向データ交換を仲介し、モデルを一体化したのと同等な結合状態を実現する。福島への適用では、まず、大気モデルと陸域モデルの結合計算による、大気放出された放射性物質の地表沈着、土壌中移行、及び河川流出過程の試験計算結果を実施した。この計算において河川水流量を過小評価する問題について、1年間のスピンアップ計算において、地下水から河川への湧出を考慮することにより改善するとともに、融雪による流量変動の再現を試みた。その結果、阿武隈川の複数の測定地点での河川水流量の時間変動をほぼ再現できるようになった。